要求図
概要
非機能要求を含めたシステムの要求や要求間の関係を記述するために、要求図を利用できます。
このページでは、クラス図を利用するための操作について、次の順で説明します。
- 要求図を配置する
- 要求を定義する
- 関連を定義する
要求図を配置する
要求図を配置するには、以下の手順で行います。
操作手順
- モデルナビゲータにてパッケージを選択し、 コンテキストメニューの [モデルの追加] > [要求図] をクリックします。
- 選択したパッケージの子要素に要求図が配置されます。
要求を定義する
要求を定義するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 表示されている要求図にツールボックスから [要求] をドラッグ&ドロップします。
- 表示されている要求図の兄弟要素として新規に要求が追加されます。
ツールボックスから追加できる要素
要求図ではツールボックスで表示している以下の要素を配置できます。
アイコン | 名称 |
---|---|
要求 | |
テストケース | |
要素 | |
ノート | |
ラベル | |
シェイプ |
要求IDを追加する
要求IDを追加するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 要求を選択します。
- プロパティインスペクタの[基本情報] > [要求ID]フィールドに要求IDを入力します。
- 要求シェイプの上部に要求IDが表示されます。
tip
要求IDは、次の手順で要求図から編集できます。
- 要求シェイプ上の要求IDをダブルクリックすると、編集状態になります。
- 要求IDを変更して編集を確定させると、要求図上に反映されます。
tip
既存のモデル要素(例:クラス)を要求図上に表示したい場合は、モデルナビゲータ上の要素を要求図にドラッグ&ドロップすることで表示できます。 これらの要素は追加した要求とトレースできます。
関連を定義する
関連を定義するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 関連付ける要求の上にポインタを移動します。
- 要求の四方に表示される[▲]アイコンをドラッグして、関連付けるもう一方の要求にドロップします。
- 追加可能な関連の一覧が表示されるので追加したい関連を選択すると、選択した関連が追加され、既定のステレオタイプが設定されます。
追加できる関連
要求図では次の関連を使用できます。
アイコン | 名称 |
---|---|
派生要求 | |
コピー | |
満足 | |
洗練 | |
検証 | |
トレース |
制約事項
- 要求IDは、SysML 標準の表記とは異なり、要求名の上部に表示します。
- 要求のステレオタイプは図上では表現できません。サブエディタやインスペクタで確認・編集してください。
- 一度追加した要求間の関連の種類(派生要求・コピー・洗練等)を変更するには、作成しなおす必要があります。