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パラメトリック図

概要

システム間の制約内容を数式等で記述し、性能上重要なパラメータを特定するなどの分析を行うために、パラメトリック図を利用できます。
このページでは、パラメトリック図を利用するための操作について、次の順で説明します。

  • パラメトリック図を配置する
  • 制約プロパティを定義する
  • 関連を定義する

パラメトリック図

パラメトリック図を配置する

パラメトリック図を配置するには、以下の手順で行います。

パラメトリック図を配置

操作手順
  1. モデルナビゲータでブロックを選択し、コンテキストメニューの [モデルの追加] > [パラメトリック図] をクリックします。
  2. 選択したブロックの子要素としてパラメトリック図が配置されます。

制約プロパティを定義する

制約プロパティを追加する

制約プロパティを追加するには、以下の手順で行います。

制約プロパティを定義

操作手順
  1. 表示されているパラメトリック図にツールボックスから [制約] をドラッグ&ドロップします。
  2. 表示されているパラメトリック図の兄弟要素として制約プロパティが配置されます。
ツールボックスから追加できる要素

パラメトリック図では、ツールボックス内で表示している次の要素を配置できます。

アイコン名称
制約制約
制約パラメータ制約パラメータ
バリューバリュー
ノートノート
ラベルラベル
シェイプシェイプ

[制約パラメータ][制約](制約プロパティ)のポートシェイプとして配置しますが、ツールボックスからは追加できません。
制約プロパティの型に制約ブロックを設定することで、制約ブロックに定義された制約パラメータが図上に反映されます。

制約プロパティにステレオタイプを追加する

ステレオタイプを追加するには、以下の手順で行います。

パラメトリック図

操作手順
  1. 制約プロパティを選択します。
  2. プロパティインスペクタの[基本情報] > [ステレオタイプ]フィールドの[追加]ボタンをクリックすると、その選択肢が表示されます。
  3. ステレオタイプを選択して [OK] ボタンを押下すると、制約プロパティにステレオタイプが設定され、制約プロパティシェイプ上部にステレオタイプが表示されます。
tip

ステレオタイプの選択肢は、パッケージモデルの [詳細] ビューで定義できます。

tip

追加したステレオタイプは、次の手順でパラメトリック図から編集できます。

  1. 制約プロパティに表示されたステレオタイプをダブルクリックすると、編集状態になります。
  2. ステレオタイプを変更して編集を確定させると、パラメトリック図上に反映され、制約プロパティのステレオタイプが変更されます。

型を設定する

制約プロパティに型を設定するには、以下の手順で行います。

制約プロパティに型(制約ブロック)を設定

操作手順
  1. 表示されているパラメトリック図で制約を選択して[プロパティ]インスペクタを表示します。
  2. [制約]プロパティの[+]ボタンを押下して表示されるファインダで制約ブロックを選択して[OK]ボタンを押下します。
  3. 制約プロパティに型が設定されパラメトリック図上の制約シェイプに制約ブロックで定義された制約パラメータがポートとして表示されます。

内容(数式)を記述する

制約プロパティに内容(数式)を記述するには、以下の手順で行います。

制約プロパティに内容を記述する

操作手順
  1. サブエディタを詳細モードで開き、メインエディタ上のパラメトリック図で制約プロパティを選択します。
  2. サブエディタ上で制約プロパティの [制約内容] に数式を入力して確定させると、パラメトリック図上に反映されます。
tip

通常、制約内容(数式)で利用する変数は、制約パラメータとして表示します。

関連を定義する

制約パラメータとバリューの関連を定義するには、以下の手順で行います。

パラメトリック図

操作手順
  1. 関連付ける制約パラメータの上にポインタを移動します。
  2. 制約パラメータの四方に表示される[▲]アイコンをドラッグして、関連付けるバリューにドロップします。
関連にステレオタイプを追加する

ステレオタイプを追加するには、以下の手順で行います。

パラメトリック図

操作手順
  1. 関連を選択します。
  2. グレーアウトされている[<<stereotype>>]をダブルクリックすると、編集状態になります。
  3. 設定したいステレオタイプを入力すると、パラメトリック図の関連にステレオタイプが表示され、関連にステレオタイプが設定されます。

制約事項

  • 制約内容や、制約パラメータの型表示は SysML 標準とは異なります。
  • 制約パラメータの表示位置が SysML 標準と異なります(ノードに重なるように表示されます)。
  • 制約プロパティに対応する制約パラメータ追加操作はできません(型の制約ブロックに追加することで自動で反映されます)。