内部ブロック図
概要
ブロック図内部のプロパティの関係を記述するために、内部ブロック図を利用できます。
このページでは、内部ブロック図を利用するための操作について、次の順で説明します。
- 内部ブロック図を配置する
- パートを定義する
- 有向コネクタを定義する
また、ユーザーのモデリングを支援するために、次の機能を提供しています。
これらについても、順に説明します。
- 表示内容を設定する
内部ブロック図を配置する
内部ブロック図を配置するには、以下の手順で行います。
操作手順
- モデルナビゲータにてブロックを選択し、 コンテキストメニューの [モデルの追加] > [内部ブロック図] をクリックします。
- 選択したブロックの子要素に内部ブロック図が配置されます。
パートを定義する
パートを追加する
パートを追加するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 表示されている内部ブロック図にツールボックスから [パート] をドラッグ&ドロップします。
- 表示されている内部ブロック図の兄弟要素として新規にパートが追加されます。
ツールボックスから追加できる要素
内部ブロック図ではツールボックスで表示している以下の要素を配置できます。
アイコン | 名称 |
---|---|
パート | |
入力 | |
出力 | |
インターフェース | |
ノート | |
ラベル | |
シェイプ |
入力および出力は以下の要素のポートシェイプとして配置しますが、ツールボックスからは追加できません。 パートの型にブロックを設定することで、ブロックの入力/出力が図上に反映されます。
- パート
パートにステレオタイプを追加する
ステレオタイプを追加するには、以下の手順で行います。
操作手順
- パートを選択します。
- プロパティインスペクタの[基本情報] > [ステレオタイプ]フィールドの[追加]ボタンをクリックすると、その選択肢が表示されます。
- ステレオタイプを選択して [OK] ボタンを押下すると、パートにステレオタイプが設定され、パートシェイプにステレオタイプが表示されます。
tip
ステレオタイプの選択肢は、パッケージモデルの [詳細] ビューで定義できます。
tip
追加したステレオタイプは、次の手順で内部ブロック図から編集できます。
- パートに表示されたステレオタイプをダブルクリックすると、編集状態になります。
- ステレオタイプを変更して編集を確定させると、内部ブロック図上に反映され、パートのステレオタイプが変更されます。
tip
既存のパートを内部ブロック図上に表示するには、モデルナビゲータ上のパートを内部ブロック図にドラッグ&ドロップします。
型を設定する
パートに型を設定するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 表示されている内部ブロック図でパートを選択して[プロパティ]インスペクタを表示します。
- [型]プロパティの[+]ボタンを押下して表示されるファインダでブロックを選択して[OK]ボタンを押下します。
- パートに型が設定され内部ブロック図上のパートシェイプにブロックで定義された入力および出力がポートとして表示されます。
tip
パートの入出力を編集する場合は、パートの型に設定したブロックの入出力を編集することで自動的に反映されます。
有向コネクタを定義する
有向コネクタを定義するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 出力ポートの上にポインタを移動します。
- 出力ポートの外側に表示される[▲]アイコンをドラッグして、入力ポートにドロップします。
有向コネクタの多重度を編集する
操作手順
- 有向コネクタを選択します。
- グレーアウトされている[*]をダブルクリックすると、編集状態になります。
- 設定したい多重度を入力すると、有向コネクタに多重度が設定され、内部ブロック図の有向コネクタに多重度が表示されます。
有向コネクタの関連端名を編集する
操作手順
- 有向コネクタを選択します。
- グレーアウトされている[-]をダブルクリックすると、編集状態になります。
- 設定したい関連端名を入力すると、有向コネクタに関連端名が設定され、内部ブロック図の有向コネクタに関連端名が表示されます。
有向コネクタにステレオタイプを追加する
ステレオタイプを追加するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 有向コネクタを選択します。
- グレーアウトされている[<<stereotype>>]をダブルクリックすると、編集状態になります。
- 設定したいステレオタイプを入力すると、内部ブロック図の有向コネクタにステレオタイプが表示され、有向コネクタにステレオタイプが設定されます。
表示内容を設定する
内部ブロック図上の要素を簡易表示にすることで、モデルの状態を変更することなく、関心のある情報のみ表示できます。例えば、関連の可視性を簡易表示するには、以下の手順で行います。
操作手順
- 表示を切り換えたい内部ブロック図を表示します。
- インスペクタの [UML図] タブから[関連]グループの可視性チェックボックスのチェックを切り換えます。
表示を切り換えできる要素
内部ブロック図では次の要素の表示を切り換えることができます。
カテゴリ | 要素 |
---|---|
共通 | ステレオタイプ |
関連 | 可視性 |
制約事項
- パートに対応するポート追加操作はできません(型のブロックに追加することで自動で反映されます)。