FEATURE設計しながらトレーサビリティを記録

高品質なシステム・ソフトウェアの開発において、品質を確保するためにはトレーサビリティの確保が有効です。
Next Designでは、専用ツール並みのトレーサビリティ管理機能を搭載しています。
設計しながら自然にトレーサビリティを確保できるため、設計完了後に改めて確保する手間が減りのプロセスの改善に繋がります。

  • トレーサビリティツールと設計ツールが融合

    上流の仕様・設計をどこで実現するのかという紐づけをそのままトレーサビリティとして記録します。特に、組込みソフトウェア業界で求められているISO26262といった説明責任を果たすために設計書の塗りつぶしがありますが、別のトレーサビリティツールを実行したりする必要はありません。

    Next Designは設計結果を見える化するだけではなく、設計行為そのものをトレーサビリティと組み合わせて支援します。例えば、要求から設計へとドラックアンドドロップで関連情報を割り付けるだけでトレーサビリティが記録されます。

  • 専用の表示でトレーサビリティを一覧化

    記録したトレーサビリティは専用のレーン表示で一覧にできます。レーン表示する工程はカスタマイズが可能。全ての工程のトレーサビリティを一覧表示することも、特定の工程に絞って表示することもできます。

    選択すると関連する設計情報がハイライトされるため、影響範囲が一目瞭然。トレーサビリティは「使うもの」になります。

  • 大規模プロジェクトでもトレーサビリティが確認しやすく

    フィルタリングで表示対象を絞り込めるので、大規模プロジェクトでも視認性よくトレーサビリティ結果が確認できます。

    工程間のトレーサビリティを確認するだけでなく、工程内の設計情報間の依存関係、影響範囲の分析も可能です。

    以下のフィルタが使用できます。
    ・トレース記録なし
    ・選択したモデルの関連
    ・要素間トレース関係の有無はアイコンで確認できます。
    ・モデル名
    ・メタモデルに応じた任意の関連

  • トレーサビリティをマトリクス形式で確認・編集

    トレーサビリティでツリー表示に加えてマトリクス表示が可能です。独自開発したトレーサビリティマトリクス画面は大規模ソフトウェア開発でも運用できるよう、数千 x 数千のような大量の設計データであっても軽快に動作します。また、トレーサビリティマトリクスでは、クリックするだけでトレース関係を編集できます。

  • 専用ツール並みのトレーサビリティ管理機能

    Next Designのトレーサビリティ管理機能は、専用の設計トレーサビリティツール並みの機能を持っています。設計機能とトレーサビリティ機能が融合しているNext Designだからこそ、常に最新で意味のあるトレーサビリティ管理が実現可能です。

    <機能例>
    ・工程間のトレーサビリティの網羅率を確認できます。
    ・トレースの対象外にする要素を指定し、その理由を記載できます。
    ・要素間トレース関係の有無はアイコンで確認できます。
    ・ワンクリックで設計画面にジャンプできます。
    ・選択した要素における影響範囲をハイライト表示できます。
    ・Excelでトレーサビリティレポートが出力できます。
    ・複数パターンのトレーサビリティツリー表示が可能です。