プロダクトライン開発とは、体系的・戦略的に再利用可能な資産を開発し、この資産に基づいてプロダクトを開発することで、開発効率を上げる開発手法です。
Next Designでは設計ツールとして「プロダクトライン開発」の支援機能を搭載。
専用ソフト不要でシームレスに要求~設計までを行うことができ、散在しがちな可変性の分析結果と設計成果の一元管理を行えます。
プロダクト適用後の設計情報は個別にエクスポートできます。
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フィーチャモデルで可変性の関係性をモデル化
プロダクトライン開発ではツリー状のダイアグラムを用いて可変性の関係性(必須/オプション/代替)をモデル化します。
ここで定義したものがコンフィグレーションの対象として製品毎の設計の置き換えが可能となります。
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1つの設計情報で複数製品の設計を管理
フィーチャモデルで定義したフィーチャに加えて、開発対象の製品系列を定義します。製品系列の定義を行ったら、各製品でどのフィーチャーを利用するかを製品ごとに割り当てます。
複数の製品を横断して一覧化できるため、製品マップとして可変性の分析にも利用できます。
例えば、自動車業界に代表される組み込みソフトウェアでは、1つのソフトウェアで複数製品の設計を実現します。こういった場合に適用が可能です。
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フィーチャーを設計情報へ簡単に関連付け
Next Designでは、設計情報と可変性の分析結果が一元化されており、簡単に関連付けができます。設計情報は、すべてのフィーチャーに対してあらかじめ準備するため、「150%モデル」と呼ばれます。
定義したフィーチャは専用のパレットからドラッグ&ドロップで各設計情報へ割り当て可能です。フィーチャが割り当てられた設計情報には「F」のインジケータが 付くため、見た目で直ぐに分かります。
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プロダクト間の差分をマルチビューで確認
150%モデルと個々の製品の設計情報が一元化されているため、これらのコンフィグレーションによる差分は簡単に比較できます。
差分表示もマルチビューに対応しているため、コンフィグレーションによって着脱したフィーチャを様々な観点で直感的に確認できます。
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プロダクトごとの設計情報を関係者へ展開
特定のプロダクトの設計情報に絞ったプロジェクトを出力できます。
複数の会社やチームで開発しながらも、関係者の担当範囲に応じて必要な設計情報だけを展開できます。