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V2.0

本パッケージは、旧パッケージの UML/SysML Sample を再設計して新機能を追加した機能拡張版です。
本パッケージを利用することで、UML/SysML専用ツール並みの表現力と編集性を Next Design で実現できるようになりました。

新機能

  • UML図やSysML図の表現力を向上し、各図でのテキスト表示やテキスト装飾をUMLとSysMLの表記法に近づけました。

    • ステレオタイプを表現できます。
    • クラス図での属性や操作の可視性やシグネチャ、シーケンス図でのメッセージのシグネチャをUML仕様に準拠して表示・編集できます。
    • クラス図やブロック定義図の関連で関連端名や多重度を表現できます。
    • ステートマシン図での遷移の条件やアクションをテキストで表示・編集できます。
    • ダイアグラム単位の設定により、テキストで表現する範囲を切り替えることができます。
  • シーケンス図のメッセージを操作と関連付ける際の候補リストを変更しました。

    • 送信先ライフラインの型の継承元クラスや実現インタフェースの操作も選択できます。
  • 不正なモデルを検出できるようになりました。

    • インタフェースの継承元にクラスが指定されていないかチェックできます。
    • クラスの循環継承をチェックできます。
    • ファイナルクラスを継承するクラスがないかチェックできます。
  • 旧パッケージ UML/SysML Sample で定義できなかったいくつかの要素に対応しました。

    • データ型やプリミティブ型を定義できます。
    • アクティビティ図でフロー終了やコネクタを定義できます。
    • 内部ブロック図のパートの入れ子を定義できます。

解消された制約

  • クラス図
    • static/abstractの属性を図上のテキスト装飾で表現できるようになりました。
    • 関連端名、多重度を図上で表示/編集できるようになりました。
    • 属性の型・初期値や操作の型・パラメータ等を図上で表示/編集できるようになりました。
  • シーケンス図
    • クラスの継承元の操作がメッセージで指定できるようになりました。
  • ステートマシン図
    • トリガ・ガード・効果を図上で表示/編集できるようになりました。
  • 配置図
    • 関連のステレオタイプ(Deployなど)を図上で表示/編集できるようになりました。
  • 要求図
    • 要求のIDを図上で表示/編集できるようになりました。
  • ブロック定義図
    • 関連端名、多重度を図上で表示/編集できるようになりました。
  • 内部ブロック図
    • 関連端名、多重度を図上で表示/編集できるようになりました。

旧パッケージからの変更点

メタモデルの変更点

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1データ型やプリミティブ型を定義できません。データ型やプリミティブ型を定義できます。

UMLダイアグラムの変更点

クラス図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。
2抽象クラスの表示には未対応です。抽象クラスの場合にクラス名を斜体で表示します(※2)。
3クラス/インタフェースの属性は名前のみを表示します。クラス/インタフェースの属性で可視性や型等を表示/編集できます。
静的属性の場合は下線付きで表示します。
4クラス/インタフェースの操作は名前のみを表示します。クラス/インタフェースの操作で可視性やパラメータ等を表示/編集できます。
抽象操作の場合は斜体で表示します(※2)。
静的操作の場合は下線付きで表示します。
5クラス/インタフェースの属性/操作にアイコンを表示します。クラス/インタフェースの属性/操作ではアイコンを表示しなくなりました。
6クラス間の関連の関連端名や多重度を表現できません。クラス間の関連の関連端名や多重度を表示/編集できます。

※1 ステレオタイプの編集について

  • ステレオタイプが未設定の要素にステレオタイプを追加する場合は、プロパティインスペクタから入力いただく必要があります。
  • 一度入力されたら、以降はダイアグラム上のラベルで編集できます。

※2 抽象型の表現について

  • 既定のフォントでは、テキスト内の日本語部分は斜体表示となりません。
  • 日本語を斜体表示したい場合は、斜体表示に対応するフォントに変更してください。

コンポーネント図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。
2コンポーネントとインタフェース間の実現関係が定義できません。コンポーネントとインタフェース間の実現関係が定義できます。
3コンポーネント内にインタフェースを配置できません。コンポーネント内にインタフェースを配置できます。
4クラス間の所有関係/集約関係が表現できません。クラス間の所有関係/集約関係が表示/編集できます。
5クラス間の関連の関連端名や多重度を表現できません。クラス間の関連の関連端名や多重度を表示/編集できます。

配置図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。

パッケージ図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。

アクティビティ図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。
2フロー終了が定義できません。フロー終了を定義できます。
3コネクタが定義できません。コネクタを定義できます。
4アクションのピンの名前が表示されません。アクションのピンの名前が表示/編集できます。

ユースケース図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。

ステートマシン図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。
2状態内にコントロール状態を配置できません。状態内にコントロール状態を配置できます。
3遷移のラベルでトリガを編集できません。遷移のラベルでトリガ/ガード/効果を表示/編集できます。
4サブマシン状態を定義できません。状態を他のステートマシン図と関連付けることでサブマシン状態を定義できます。
サブマシン状態の場合は状態名を下線付きで表示します。
5入場点/退場点の名前が表示されません。入場点/退場点の名前が表示/編集できます。
6状態の振る舞いが表示されません。状態の振る舞いを表示/編集できます。
7状態遷移表でステートマシン図を表現できません。状態遷移表(状態×トリガ)でステートマシン図を表現できます。

シーケンス図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1メッセージの引数、戻り値を定義できません。メッセージの引数、戻り値を表示/編集できます。
2メッセージを操作と関連付ける際、送信先ライフラインの型で定義した操作のみ選択できます。メッセージを操作と関連付ける際、送信先ライフラインの型の継承元クラスや実現インタフェースの操作も選択できます。

SysMLダイアグラムの変更点

ブロック定義図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。
2ブロック間の関連の関連端名や多重度を表現できません。ブロック間の関連の関連端名や多重度を表示/編集できます。

内部ブロック図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。
2パートの入れ子を表現できません。パートの入れ子を定義できます。
外部パートのポートと内部パートのポートをデリゲートのコネクタで接続できます。

パッケージ図

UMLのパッケージ図を参照ください。

アクティビティ図

UMLのアクティビティ図を参照ください。

ユースケース図

UMLのユースケース図を参照ください。

ステートマシン図

UMLのステートマシン図を参照ください。

シーケンス図

UMLのシーケンス図を参照ください。

要求図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1要求Idが表現できません。要求Idが表示/編集できます(※3)。

※3 要求Idの編集について

  • 要求Idが未設定の要素に要求Idを設定する場合は、プロパティインスペクタから入力いただく必要があります。
  • 一度入力されたら、以降はダイアグラム上のラベルで編集できます。

パラメトリック図

No.UML/SysML Sample (旧パッケージ)UML/SysML (新パッケージ)
1ステレオタイプが表現できません。ステレオタイプが表示/編集できます(※1)。