BasicSamples パッケージ
概要
- Next Designの基本機能を確認できるプロジェクトのサンプルです。
- 本サンプルに含まれる設計データはすべて架空の内容です。
- サンプルは、お客様が本製品を有効に活用頂く上で参考にしていただくことを想定したものであり、市場性、特定目的への適合性の保証を含め、当社は一切の保証は行いません。
note
- ご利用のエディションに応じて次の2つのパッケージがあります。
- BasicSamples パッケージ for Enterprise Edition
- BasicSamples パッケージ for Professional Edition
- 2つのパッケージの違いはプロダクトライン開発に関するデータの有無です。
プロダクトライン開発のデータを含むプロジェクトは Professional Edition で開けません。
パッケージ内容
ファイル名 | カテゴリ | 説明 |
---|---|---|
ADAS_Software_Development.iproj | サンプルプロジェクト | 先進運転システムソフト開発をテーマにしたサンプルです。 |
先進運転システムソフト開発プロジェクトの概要
- 車両システム設計からソフトウェア設計までの設計を行える例を示すサンプルプロジェクトです。
- メタモデルやビュー定義の参考、モデリングの操作の確認などにご利用いただけます。
プロファイル定義
- プロファイルナビゲータから、「車載システムソフト開発」のメタモデル定義を確認できます。
- プロファイルの要素(メタモデルやビュー定義)の詳細な設定は、インスペクタから確認できます。
メタモデル全体構造
- "車載システムソフト開発 メタモデル全体概要"クラス図では、メタモデルの全体構造を把握できます。
- システム要求開発、システム論理設計、システム物理設計といった一連のシステム設計工程と、それに基づいたソフト要求開発、ソフト設計までの設計内容を確認できます。
各工程のメタモデル構造
- 各工程で設計する要素と属性、導出関係も確認できます。
- 上図では、ソフトウェア要求仕様として定義すべき内容と、要求から導出されるソフト構成要素の関係性を確認できます。
モデルの設計
- モデルナビゲータから、「オートクルーズコントロール」の開発をテーマにしたモデリング例を確認できます。
設計例:システム要件設計
- システムの要件を階層構造で設計できます。
- 図は同じモデルを異なるビューで表示しています。
- 図の左は、ツリーダイアグラムのビューを定義した例です。
- 図の右は、ツリーグリッドフォームのビューを定義した例です。
設計例:システム論理設計
- システムおよび機能、その入出力を設計できます。
- 図の左は、ERダイアグラムのビューを定義した例です。システムなどをコンテナシェイプ、入出力ポートをポートシェイプで定義しています。
- ERダイアグラムの要素を選択することで、サブエディタで詳細を確認できます。
- 図の右は、ドキュメントフォームのビューを定義した例です。
設計例:ソフトウェア設計
- ソフトウェアのレイヤ構造と、レイヤ内のコンポーネントを設計できます。
- 図の左は、ERダイアグラムのビューを定義した例です。コンポーネントはコンパートメントシェイプで定義し、区画には関数や入出力ポートを表示するよう定義しています。
設計例:エディタ間のトレース表示
- 上流のモデルと下流のモデルのトレースをエディタ上で設定・確認できます。
- 図ではソフトウェア要求とソフトウェアコンポーネントのトレースを表示しています。
トレース
ツリー形式
- 上流~下流までのトレース(導出関連)を確認できます。
- ツリーのノードを選択すると導出関連のある要素をハイライト表示するため、設計の影響範囲を確認することができます。
- トレーサビリティの網羅率を確認できます。また、リボンのトレーサビリティタブにある「トレーサビリティレポートの出力」を実行することで、網羅率のレポートを出力できます。
マトリクス形式
- 2つの成果物間のトレース(導出関連)を確認できます。
- ノードを選択すると導出関連のある要素をハイライト表示します。
- セルをダブルクリックすると導出関連を設定できます。
プロダクトライン開発 (Enterprise Editionのみ)
Next Designはプロダクトライン開発機能を標準で搭載しています。
フィーチャ設計・コンフィグレーション
- フィーチャモデリングおよびプロダクトのコンフィグレーションが可能です。
- 定義したフィーチャはモデルへ関連付けることで、プロダクトによる有効・無効を切り替えられます。
プロダクト適用時
- リボンのプロダクトラインタブの「プロダクト」ドロップダウンから適用するプロダクトを選択できます。
- プロダクトの適用により、無効となったモデルはトーンダウンして表示されます。
- これにより1つのプロジェクト内で各仕向けの機能のON/OFFなどの設計・表現ができます。