エラーメッセージの概要
マージによるエラーを検出した場合、Gitのコンソールにエラーメッセージを表示します。エラーは、マージ時のエラー対処例を参考に解消してください。
エラーメッセージの構成
エラーメッセージは下記で構成・表示されます。
- エラーコード
- エラーサマリ
- エラー詳細
エラーメッセージの例
[ERROR:e1001] Model "XXXを中断する" is conflicted.
File : UseCaseModel-A.nmdl
Id : XXXX
"Description" field : Own is "XXします。", Other is "YYします。".
"Unit" field : Own is "cm/s", Other is "m/s".
エラーメッセージの詳細
エラーメッセージの構成詳細を示します。
1.エラーコード
エラーメッセージの先頭には下記を表示します。エラーコードはエラーサマリの表:エラーコード列を参照してください。
[ERROR:エラーコード]
2.エラーサマリ
続けて対象に応じて下記のメッセージを表示します。
No. | カテゴリ | 対象 | 内容 | エラーコード | エラーメッセージ |
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル | スキーマバージョン | ファイルのスキーマバージョンが衝突 | e0001 | File versions are different. |
2 | 編集によるコンフリクト | モデル | フィールド値の変更同士が衝突 | e1001 | Model "{モデル名}" is conflicted. |
3 | モデルの削除と、そのモデルのフィールド値の変更が衝突 | e1002 | Model "{モデル名}" is conflicted by deleting and editing. | ||
4 | 親モデルの削除と、子モデルのフィールド値の変更が衝突 | e1002 | Model "{モデル名}" is conflicted by deleting and editing. 注1 | ||
5 | 関連 | フィールド値の変更同士が衝突 | e2001 | Relation of "{関連元のモデル名}" is conflicted. 注2 | |
6 | 関連、もしくは関連元・先のモデルの削除と、関連のフィールド値の変更が衝突 | e2002 | Relation of "{関連元のモデル名}" is conflicted by deleting and editing. 注2 | ||
7 | 関連、もしくは関連元・先の親モデルの削除と、関連のフィールド値の変更が衝突 | e2002 | Relation of "{関連元のモデル名}" is conflicted by deleting and editing. 注2、注3 | ||
8 | インタラクションモデル | インタラクション要素の変更が衝突 | e3000 | Interaction Model "{モデル名}" is conflicted. | |
9 | プロダクトラインのモデル | フィーチャモデルの変更が衝突 | e4001 | Feature Model "{フィーチャ名}" is conflicted. | |
10 | フィーチャ割り当てが衝突 | e4002 | Feature Condition Formula of "{モデル名}" conflicted. | ||
11 | コンフィグレーションの変更が衝突 | e4003 | Configration "{プロダクト名}" is conflicted. | ||
12 | フィーチャ間の制約の衝突 | e4004 | Constraint of "{制約の関連元のフィーチャ名}" is conflicted. | ||
13 | プロファイル | プロファイルの変更が衝突 | e5000 | Profile is conflicted. | |
14 | プロジェクト | プロジェクトの変更が衝突 | e6001 | Project is conflicted. | |
15 | トレース設定情報が衝突 | e6002 | Trace Setting "{トレース設定名}" is conflicted. | ||
16 | トレース網羅率の計算対象外の設定が衝突 | e6003 | Trace Excluded Setting is conflicted. | ||
17 | モデル不整合によるエラー | モデル、関連 | 所有関連が循環参照となってしまう | e9001 | "{関連の参照元のモデル名}" contains circular reference. |
18 | 親が複数となってしまう | e9002 | "{モデル名}" has multiple owners. |
- 注1:エラーコードやメッセージはNo.3と同じとなります。
- 注2:関連に対する関連の衝突の場合も、同様のメッセージを表示します。
- 注3:エラーコードやメッセージはNo.6と同じとなります。
3.エラー詳細
メッセージの後ろには下記をインデントして表示します。
- ファイル名
- コンフリクトした対象要素を含むファイル名を表示します。
File : UseCaseModel-A.nmdl
- コンフリクトした対象要素を含むファイル名を表示します。
- モデルのID
- エラーメッセージに名前を表示する対象要素のIDを表示します。
例 Id : XXXX
- エラーメッセージに名前を表示する対象要素のIDを表示します。
- フィールドのコンフリクト情報
- コンフリクトしたフィールドの情報を一覧表示します。
例 "{フィールド名}" field: Own is {現在のブランチ(own)の変更内容}, Other is {指定した他ブランチ(other)の変更内容}.
- コンフリクトしたフィールドの情報を一覧表示します。