Next Design V2.0 から V3.0 へのバージョンアップ時の注意点
プロジェクトファイル
旧バージョンで作成したプロジェクトファイルを V3.0 で開くと最新スキーマバージョンのファイル形式に変換され、継続してご利用いただけます。
ただし、次の点にご注意ください。
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V3.0 のプロジェクトファイルを V2.0 で開くことができますが、V2.0 で上書き保存すると V3.0 で追加された属性名のデータが失われます。 追加された属性名については次のマニュアルをご参照ください。
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V3.0 でプロジェクトファイルを上書き保存すると V1.1 では開けなくなります。
エクステンション
ご使用中のエクステンションは基本的に互換性があり、ほとんどの場合はそのままご使用いただけます。
ただし、次の2つの変更点に対してご使用中のエクステンションに影響がないかご確認いただき、影響がある場合は対応をお願いいたします。
- エクステンション活性化/非活性化タイミングの変更
- 一部 API の仕様変更
1. エクステンション活性化/非活性化タイミングの変更
プロジェクトファイルの再読み込み時にエクステンションの活性化/非活性化が行われるようになりました。
エクステンションがアプリケーションライフサイクルの場合は影響ありません。
エクステンションがプロジェクトライフサイクルの場合、従来はプロジェクトファイルを開いた時と閉じた時にエクステンションの活性化と非活性化が行われましたが、プロジェクトファイルを再読み込みした時(※)はエクステンションが活性化したままの状態でした。 それに対して V3.0 では、プロジェクトファイルを再読み込みした時に、プロジェクトファイルを閉じてから開きなおした時と同様に、エクステンションの非活性化が行われた後に再び活性化が行われるように変更しました。
そのため、エクステンションの活性化時の処理(Activate
メソッド)と非活性化時の処理(Deactivate
メソッド)に固有の処理を実装している場合は、非活性化後に再び活性化することでエクステンションの振る舞いに影響がないかご確認ください。
(※)例:構成管理システムと連携してプロジェクトファイルが更新された場合に、再読み込みを促すメッセージに従って再読み込みを実行した時
2. 一部 API の仕様変更
一部の API が変更されています。該当 API を利用していなければ対応不要です。 該当 API を利用しており変更による影響がある場合は、エクステンションのプログラムを変更いただく必要があります。
変更された API とその変更内容は次のマニュアルをご参照ください。
エクステンション開発マニュアル > バージョン別の変更点 > Next Design V3.0 の変更点 > APIごとの変更点
以上です。