Next Design V2.0 Service Update 1 (2.0.7.20518) リリースノート
本プログラムでは以下の小機能改善と問題・制約事項の修正を行い、より安定した品質でアプリケーションをご利用いただけるようになりました。
機能改善
エクステンション
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コマンド実行中に例外が発生したときに、コマンド実行後イベントを発行しないように変更しました。
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リボンからエクステンションのコマンド実行中に例外が発生したときに、エラーメッセージを表示するように変更しました。
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IApplication.ExecuteCommand()
実行中に例外が発生したときに、エラーメッセージを表示するように変更しました。 -
WPFのユーザコントロールを含むライブラリを複数のエクステンションで利用できるように変更しました。
詳細は、WPF のユーザコントロールを含むライブラリの組み込み をご覧ください。
注意点
上記変更に伴い、エクステンションの振る舞いに次の変化が発生します。既存のエクステンションに影響がないかご確認ください。
- コマンド実行中に例外が発生したときに、エラーメッセージが表示されるようになり、かつ、コマンド実行後イベントが発行されなくなりました。
修正した問題と制約事項
モデル編集
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ツリーグリッドビューでキー操作による切り取り(Ctrl+X)ができない問題を解消しました。
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インスペクタの [プロパティ] タブでモデル間の関連をボタン(追加、削除、編集、設定)で編集すると、キー操作によるアンドゥ(Ctrl+Z)ができない問題を解消しました。
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ERダイアグラムビューでリボンの [ホーム] > [配置] > [ルーティング] > [再ルーティング] から再ルーティングを実行したときに、コネクタの経路が不自然になる問題を解消しました。
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サブフォームを適用したリストを表示しているドキュメントフォームビューで、同一のビューを持つモデル間で表示を切り替えると、リストの表示順がモデルの定義順と異なって表示される問題を解消しました。
チーム開発
- モデルファイルの分割・統合の操作時に、関連の所有するモデルが保存されない制約を解消しました。
トレーサビリティ
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トレースページのマトリクスビューに表示すべきモデルがない状態でマトリクス表示しようとすると、システムエラーが発生する問題を解消しました。
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トレースページのツリービューを表示時、レーンに表示されるモデルとレーン間のトレース線に関わるモデルが多い場合に、レーン間のトレース線が一部しか表示されない問題を解消しました。
プロファイル定義
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元のプロファイルに対して次のいずれかの変更が加えられたプロファイルをインポートしようとしたときに、インポートに失敗する問題を解消しました。
- ドキュメントフォームビューでのコントロールの種類変更
- データベース形式からJSON形式へのファイル形式の変更
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JSON形式のプロジェクトでフィールドの初期値に小数と解釈できる文字列を設定して保存した場合、初期値に設定した小数点以下の情報が保存されない問題を解消しました。
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複数の抽象クラスを多重継承しているクラスがあり、一方の抽象クラスを所有しているモデルのビュー定義にもう一方の抽象クラスのフィールドを追加しようとすると、システムエラーが発生して追加できない問題を解消しました。
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プロファイルをインポート時に、メタモデルのクラス間に継承関連があり、次の2つのフィールド名が重複している場合、重複箇所を示すエラーメッセージを表示してインポートを中止するように修正しました。
- 現在開いているプロジェクトのメタモデルで定義されている派生先クラスのフィールド名
- プロファイルのインポート時に選択するプロファイルのメタモデルで定義されている継承元クラスのフィールド名
エクステンション
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IApplication.ThrowUserException()
の引数:showDialog
にtrue
を設定してもダイアログが表示されない問題を解消しました。 -
IDiagram.Reroute()
で再ルーティングを実行したときに、コネクタの経路が不自然になる問題を解消しました。 -
IModelReferenceProvider
をファインダに適用すると、関連付けなし
が選択できなくなる問題を解消しました。
アプリケーション全般
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セットアップスクリプトを使ってプロキシサーバを切り替えている場合に、ライセンス登録時やライセンス認証時にNext Designが強制終了する問題を解消しました。
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拡張機能の管理ダイアログのパッケージ一覧に、パッケージ詳細ではなくパッケージIDが表示されてしまう問題を解消しました。