Next Design V2.0 (2.0.1.20104) リリースノート
目次
新機能
独自の Git マージツールでより柔軟な分散開発を実現
- Gitによる分散開発・マージに対応しました。
- テキスト(JSON)形式で保存できるようになったため、モデルの変更差分をテキスト差分として確認できるようになりました。
- 従来のデータベース形式も引き続きご利用いただけます。
- 専用の競合検出・マージアプリケーション(ND Merge)が付属するため、競合箇所の特定や自動マージもできます。
- テキスト(JSON)形式で保存できるようになったため、モデルの変更差分をテキスト差分として確認できるようになりました。
部分読み込みで大規模プロジェクトでも軽快に動作
- モデルファイルの部分ロードに対応しました。
- 読み込む/読み込まないモデルファイルを指定できるようになったため、自身の設計範囲のみのモデルデータを読み込んで設計できます。
- 必要があれば、関連先のモデルファイルを任意に読み込むこともできます。
- Enterprise Editionのみ利用できます。
- 読み込む/読み込まないモデルファイルを指定できるようになったため、自身の設計範囲のみのモデルデータを読み込んで設計できます。
UML/SysML への対応強化
-
クラス図の標準的な表現に対応できるようになりました。
- シェイプのタイトル上部にカテゴリテキストを表示できるようになったため、図上でステレオタイプを表現できます。
- シェイプの図形を個別に変更できるようになったため、インタフェースをアイコン表示できるようになりました。
- コネクタシェイプに対して同じ表示位置のラベルを複数個設定した場合、ラベル同士が重ならないようにラベルの初期位置を自動で調整するようになりました。
- その他関連して下記にも対応しています。
- フィールドやメソッドの編集時にテキストボックスをオーバーレイ表示するよう変更しました。
- フィールド名などが長い場合でも見切れずに編集できます。
- フィールドやメソッドの名前が長くとも、追加ボタン(+マーク)が画面上に表示されるよう変更しました。
- フィールドやメソッドの編集時にテキストボックスをオーバーレイ表示するよう変更しました。
-
シーケンス図での記述要素や対応機能を拡充しました。
- 下記を記述できるようになりました。
- 相互作用の利用
- 相互作用の利用は既存のインタラクションと関連づけることができます。
- ノート
- シーケンス図に補足説明を書き添えられるようになりました。
- 相互作用の利用
- メッセージのマッピング対象として複数のフィールドを指定できるようになりました。
- 複数のマッピングが指定されている場合、メッセージの型の候補に、マッピングした全てのフィールドの要素が表示されます。
- メッセージ個別のパラメータや戻り値の編集ができるようになりました。
- モデルを複製できるようになったため、相互作用(シーケンス図)を複製できるようになりました。
- 相互作用のモデル名とシーケンス図のフレーム名が連動するようになりました。
- シーケンス図の要素について背景色などのスタイルを指定できるようになりました。
- シーケンス図で Next Design の下記機能に対応しました。
- プロダクトライン
- 相互作用のみフィーチャ割り当てでき、プロダクトの有効・無効を切り替えられます。
- トレーサビリティ
- エディタ間トレースやトレースページで要素間のトレースを編集確認できます
- モデルの差分表示
- エラー・検索表示
- プロダクトライン
- 下記を記述できるようになりました。
既存資産からの移行のしやすさ向上
- Office文書からの移行
- リッチテキスト型データに、テキストデータだけでなく、スタイルや画像も取り込みできるAPIを追加しました。
- Word 文書の内容をコピーしてリッチテキスト型フィールドに貼り付け時に、テキストデータのみ貼り付けることもできるようになりました。
- リッチテキストの表の編集性向上
- リッチテキスト内の表のセルの結合・解除ができるようになりました。
UI をカスタマイズして Next Design をさらに拡張
- エクステンションにより、独自UIを追加できるようになりました。対象ドメインに適したデータの表現や編集性を作りこむことができます。
- 拡張可能なUIは下記です。
- ナビゲータ
- エディタ
- インスペクタ
- ファインダ
- 拡張可能なUIは下記です。
エクステンションによる拡張性の向上
エクステンションの複数プロファイル対応
- マニフェストで複数のプロファイル名を指定できるようになったため、エクステンションを複数のプロファイルで使いまわせるようになりました。
- 例えば、自身の開発したプロファイルにパッケージとして配布されているUML/SysMLプロファイルをインポートし、UML/SysMLプロファイル向けのエクステンションをそのまま利用できます。
エクステンションによる表現力の向上
-
エクステンションにより、モデルの状態に応じてタイトルの下線表示、斜体表示などのフォントスタイル変更ができるようになりました。
- ダイアグラム上で UML クラス図のインタフェースやアブストラクトのような表現をエクステンションで実現できるようになりました。
-
エクステンションにより、タイトルや区画アイテム、ラベルのテキストについて、複数のモデルのフィールド値を組み合わせて、任意のフォーマットで表示できるようになりました。
- ダイアグラム上でフィールドやメソッドを型や引数を添えて表示・編集できるように、エクステンションでビューをカスタマイズできるようになりました。
- ダイアグラム上で関連の関連端名や多重度を表示・編集できるように、エクステンションでビューをカスタマイズできるようになりました。
-
エクステンションにより、ラベルが空の場合に表示する代替文字列を指定できるようになりました。
- 関連端名や多重度を設定するラベルがどれかをすぐに判別できるように、代替文字列をエクステンションで表示させられるようになりました。
-
エクステンションにより、フィールドやメソッドのアイコンを個別に変更したり、非表示にしたりできるようになりました。
-
エクステンションにより、シーケンス図を作成できるようになりました。
- 他モデリングツールのシーケンス図のデータを変換し Next Design のデータとして取り込むようなエクステンションを開発できるようになりました。
-
エクステンションにより、シーケンス図のメッセージとしてクラスの継承元のメソッドを設定できるようになりました。
エクステンションによるモデル編集のカスタマイズ
- エクステンションにより、モデルの関連付け可否を制御できるようになりました。
- エクステンションにより、追加・参照できるモデルのタイプを絞り込みできるようになりました。
- エクステンションにより、モデル追加時の初期化処理を追加できるようになりました。
- モデルの追加および複製時に、エクステンションによるフィールド値の初期化処理を実行できるようになりました。
- エクステンションにより、サブエディタの表示モードの選択肢に独自の表示モードを追加できるようになりました。メインエディタの選択に応じてサブエディタの表示対象を任意に指定できます。
- 例えば、メインエディタでモデルを選択時に、サブエディタにそのモデルの親を表示するようなモードをエクステンションで追加できます。
- 併せて、インスペクタの [プロパティ] タブでも表示対象を切り替えられるように、エクステンションで表示モードを追加できるようになりました。
APIの追加/変更
-
Preview版として公開していたAPIの一部を正式サポートしました。
- 下記のAPIを正式版として公開します。
- ビューのデータ取得・更新
- プロファイルのデータ取得
- 分散開発に関する操作
- 下記のAPIを正式版として公開します。
-
新たに追加したAPIは下記です。
-
モデルに関するAPI追加
-
IFeature.GetAssignedModels()
:フィーチャが割り当てられたモデル一覧が取得できます。 -
IFeatureModel.GetFeatureConstraint()
:指定したフィーチャ間の制約を取得できます。 -
IField.DefaultValue {get; set;}
:フィールドの初期値を操作できます。 -
IModel.IsDirty {get; }
:モデルが編集された状態であるか確認できます。 -
IProfile.RootPackage
:ルートパッケージを取得できます。 -
IField.TypeEnum {get;}
:列挙型フィールドの列挙を取得できます。 -
INode.NodeStyle
:ノードシェイプのスタイル情報INodeShapeStyle
を取得できます。 -
INodeShapeStyle.Figure
:シェイプの図形を取得・設定できます。 -
IModel
にリッチテキスト型のフィールドに任意の文字列型データを設定・取得するためのメソッドを追加しました。IModel.SetRichTextField(string fieldName, string value)
IModel.SetRichTextField(string fieldName, string value, string format)
IModel.SetRichTextField(string fieldName, string value, string textValue, string format)
IModel.GetRichTextField(string fieldName, string format)
IModel.GetRichTextFieldFormats(string fieldName)
IModel.SetRichTextFieldCustomData(string fieldName, string value, string format)
IModel.GetRichTextFieldCustomData(string fieldName, string format)
注意事項:
- 既存のAPI(ex.
IModel.SetField
メソッド)でリッチテキスト型のフィールド値を設定した場合、Text形式のデータのみを更新するようになりました。そのため、設定した値はリッチテキスト型フィールドの表示に反映されません。 - リッチテキスト型フィールドの表示に反映するためには、新規追加されたリッチテキスト型フィールドへのアクセスメソッドを利用して値を設定してください。
-
-
部分ロードに関するAPI追加
IWorkspace.OpenProject()
:分割したモデルファイルを読み込まずにプロジェクトを開くことができます。IWorkspace.SetLoadMode()
:分割したモデルファイルの読み込み時の設定を変更できます。IWorkspace.GetModelUnitByLoadMode()
:指定した読み込み時の設定のモデルユニットを取得できます。IWorkspace.LoadModelUnits()
:プロジェクトに分割したモデルファイルを追加読み込みできます。- 関連して下記では部分ロードしたモデルを操作できるようになりました。
IProject.GetModelByPath(string, string)
により、部分ロードされたモデルのパスを指定してIModel
を取得できます。- 部分ロードされたモデルでは、
IModel.ModelPath
プロパティは、ユニットファイルの基点要素からのパスを返します。 - 部分ロードされた基点要素は、
IModel.MoveTo()
、およびIModel.Take()
で移動操作することはできません。 - 読み込まれていないモデルファイルがある場合、
IProject.CreateProductLineModel()
でプロダクトラインを開始することはできません
-
シーケンス図に関するAPI追加
- シーケンス図の各要素にアクセスできるAPIを追加しました。
ISequenceShape
:シーケンス図のシェイプの共通インタフェースです。INoteShape
:ノート図形にアクセスできます。INoteAnchorShape
:ノートと対象要素を接続するノートアンカー図形にアクセスできます。IFragmentShape
:複合フラグメント図形にアクセスできます。IOperandShape
:複合フラグメントのオペランド図形にアクセスできます。ILifelineShape.Figure
:ライフラインの図形を取得できるプロパティFigure
を追加しました。
- 要素の属性値を取得できるAPIを追加しました。
IExecutionSpecificationShape.Length
:実行仕様の矩形の長さを取得できます。IMessageShape.SourceY
:メッセージの起点のY座標を取得できます。IMessageShape.TargetY
:メッセージの終点のY座標を取得できます。IMessageShape.SelfloopBendsX
:自己接続メッセージにおけるベンド位置のX座標を取得できます。ISequenceDiagram.Fragments
:シーケンス図上の複合フラグメントを全て取得できます。ISequenceDiagram.Notes
:シーケンス図上のノートシェイプを全て取得できます。ISequenceDiagram.NoteAnchors
:シーケンス図上のノートアンカーシェイプを全て取得できます。ISequenceDiagram.InteractionUses {get;}
:シーケンス図上の相互作用の利用シェイプを全て取得できます。IInteraction.InteractionUses {get;}
:全ての「相互作用の利用」を取得できます。IInteractionUse.RefersTo {get; set;}
:「相互作用の利用」が関連付けられたインタラクションを取得、または設定できます。
- シーケンス図の各要素にアクセスできるAPIを追加しました。
-
ダイアグラムの表示に関するAPI追加
- ダイアグラム上の任意の要素に対して、モデルの値に応じたスタイルを適用できるようになりました。
IViewDefinitions.RegisterGetStyleCallback()
により、シェイプのスタイル値の取得処理を任意の処理で再定義できます。IViewDefinitions.RegisterGetTextStyleCallback()
により、テキストのスタイル値の取得処理を任意の処理で再定義できます。IViewDefinitions.RegisterGetCompartmentItemTextStyleCallback()
により、コンパートメントアイテムのスタイル値の取得処理を任意の処理で再定義できます。
- ダイアグラム上の任意のテキストに対して、フォーマッタ/パーサを適用できるようになりました。
IViewDefinitions.RegisterTextValueCallback()
により、テキスト値の取得/設定処理を任意の処理で再定義できます。IViewDefinitions.RegisterCompartmentItemTextValueCallback()
により、コンパートメントアイテムのテキスト値の取得/設定処理を任意の処理で再定義できます。
INodeShapeStyle
にシェイプの画像を変更できるメソッドを追加しました。INodeShapeStyle.SetImage(byte[] data, string format = "png")
メソッドにてシェイプの画像を設定できます。INodeShapeStyle.ClearImage()
メソッドにてシェイプの画像をクリアできます。
- ダイアグラム上の任意の要素に対して、モデルの値に応じたスタイルを適用できるようになりました。
-
エディタページに関するAPI追加
IEditorPage.SubEditorModeName
にてサブエディタの表示モード名を取得できます。IEditorPage.SetSubEditorMode(SubEditorMode, string, IModel displayModel)
にて、カスタムモード(ユーザー登録したモード)を選択できるように変更しました。IEditorPage.ActiveInspector {get; set;}
:インスペクタペインのアクティブなインスペクタを取得、または設定できます。- 以下のAPIでカスタムUIのエディタであってもメイン/サブのどちらに表示中か判別できます。
IEditorPage.IsMainEditor
IEditorPage.IsSubEditor
-
エクステンションによるモデル編集のカスタマイズに関するAPI追加
- 名前空間
NextDesign.Core.EditingCapabilities
でモデル編集のカスタマイズに関するAPIを提供します。CapabilityResults
IEditingCapabilityProviderRegistry
IModelCreationProvider
IModelReferenceProvider
IModelEditorSelectionProvider
ModelCreatableParams
ModelCreatableResult
ModelReferableParams
ModelReferableResult
ModelRelateParams
ModelRelateResult
- 名前空間
-
カスタムUIに関するAPI追加
- 名前空間
NextDesing.Desktop.CustomUI
でカスタムUI構築用のAPIを提供します。-
カスタム可能なUIのAPIです。
ICustomUI
ICustomEditorView
ICustomInspector
ICustomNavigator
-
ファインダオブジェクトへアクセスするAPIです。
IFinder
IWorkspaceWindow.Finder {get;}
-
その他カスタムUIの属性定義に関するAPIです。
ICustomEditor
ICustomEditorSettings
CustomEditorDefinitionDescriptor
CustomElementDefinitionDescriptor
PropertyDescriptor
PropertyGroupDescriptor
PropertyType
ICustomEditorDefinition
ICustomElementDefinition
ICustomUIRegistry
IViewDefinitions.NewCustomEditorDef()
IViewDefinitions.NewCustomElementDef()
IApplication.CustomUI {get;}
-
- 名前空間
-
ワークスペースの状態に関するAPI追加
IDisplayMode
IWorkspaceState
IWorkspace.State {get;}
BeforeProjectCloseEventArgs
ProjectOpenedEventArgs
-
任意のモデルの属性変更時のイベントハンドラを登録できるようになりました。本インタフェースはプレビュー公開です。
IModelEventDispatcher.RegisterPropertyChangedEventHanlder()
:任意のビューモデルで指定したモデルのプロパティ変更通知を受信するイベントハンドラを登録できます。IModelEventDispatcher.ClearEventHandler()
:登録済みの全てのイベントハンドラを解除できます。
-
Next Design の組込みリソースにアクセスするためのインタフェースを拡充しました。本インタフェースはプレビュー公開です。
IApplication.Resources {get;}
:リソースアクセス用のAPIを取得できます。IResourceUtility.GetIcon()
:組込みアイコンのパスを指定してアイコンリソースを取得できます。IResourceUtility.GetObjectIcon()
:APIオブジェクトに関連付けられたアイコンリソースを取得できます。
-
-
変更したAPIは下記です。
-
カスタムUIに関連するAPI変更(下記の既存APIですが、追加されたカスタムUIを扱う場合の変更点になります)
IEditorPage.ActiveNavigator
プロパティの動作を変更します。- "カスタムナビゲータが対象となる場合は、以下の通りとします。
- Custom.${ナビゲータID}"
- "カスタムナビゲータを対象とした場合、
INavigator
のプロパティの動作を変更します。カスタムナビゲータが対象となる場合は、以下の通りとなります。"IsValid
:カスタムナビゲータのIsEnabledの結果IsVisible
:カスタムナビゲータVMのVisibleの結果Items
:空コレクションMultiSelection
:カスタムナビゲータのコンフィグ値で判定Name
:Custom.${カスタムナビゲータのID}SelectedItems
:空コレクションTitle
:カスタムナビゲータのDispayName
NavigatorSelectionChangedEventParams
クラスの動作を変更します。- カスタムナビゲータの選択変更イベントは発行しません。
NavigatorOnShowEventParams
/NavigatorOnHideEventParams
クラスの動作を変更します。- "カスタムナビゲータを対象とした場合の パラメータのプロパティ値は以下の通りとします。
- Name:Custom.${カスタムナビゲータのID}"
-
シーケンス図に関するAPI変更
ISequenceNodeShape
の継承元インタフェースを変更しました。- 変更前:IShape
- 変更後:ISequenceShape
ISequenceConnectorShape
の継承元インタフェースを変更しました。- 変更前:IShape
- 変更後:ISequenceShape
ILifelineShape
のテキストを取得するプロパティ名を変更しました。- 変更前:Label
- 変更後:Text
IMessageShape
のテキストを取得するプロパティ名を変更しました。- 変更前:Label
- 変更後:Text
IFrameShape
のテキストを取得するプロパティ名を変更しました。- 変更前:Label
- 変更後:Text
ISequenceDiagram
に定義した以下のシェイプを取得するプロパティ、メソッドの型をIShap
(またはIShapeCollection
)からISequenceShape
(またはISequenceShapeCollection
)に変更しました。ISequenceDiagram.Shapes
ISequenceDiagram.GetShapeById(string)
ISequenceDiagram.GetShapesByModel(IModel)
ISequenceDiagram.GetSelectedShapes()
-
プロジェクト操作に関するAPI変更
- Json形式のプロジェクトを操作できるようになりました。
IWorkspace.OpenProjet()
:Json形式のプロジェクトファイルを開くことができます。IWorkspace.NewProject()
:Json形式のプロファイルを指定して新しいプロジェクトを作成できます。IWorkspace.SaveProjectAs()
:Json形式のプロジェクトファイルを保存できます。- プロジェクトを保存するAPI(
IWorkspace.SaveProject()
)に、モデルファイルが最新でない場合でも強制上書き保存するための引数forceOverwrite
を追加しました。 - プロジェクトのロード後に外部ツールでユニットファイルの更新が行われたのに再読み込みしていない場合、上書き保存を伴う以下のAPIを実行すると
InvalidOperationException
をスローするようになりました。IProjectUnitManager.SplitModelUnit()
IProjectUnitManager.SplitModelUnits()
IProjectUnitManager.UnifyModelUnit()
IProjectUnitManager.UnifyModelUnits()
IProjectUnitManager.ImportModelUnits()
IProjectUnitManager.AddExternalUnits()
IWorkspace.CleanupProject()
-
モデルファイルの部分ロードに関連するAPI変更
- モデルファイルの追加ロードを実施した際に、エクステンションイベント:
OnAfterModelUnitLoad
を発行するようになりました。- エクステンションのマニフェストファイルの記述により、イベントを捕捉できます。
- 追加ロードによってロードしたモデルファイル情報は、イベントパラメータ:
ProjectAfterModelUnitLoadEventParams
でアクセスできます。
IModel.ModelPath {get;}
で取得できるパスの基点に予約語”\partial;”を付与するように変更しました。IProject.GetModelByPath(string)
の引数に指定する文字列の先頭が”\partial;”の場合、親モデルがロードされていないモデルと解釈してモデルを探索するように変更しました。
- モデルファイルの追加ロードを実施した際に、エクステンションイベント:
-
リッチテキスト型のフィールドに関するAPI変更(注:V1.1との互換が無くなりました)
- リッチテキスト型のフィールドを
IModel.GetField()
で取得した場合の戻り値の型をstring
型となるように変更しました。 - リッチテキスト型のフィールドを対応づけたグリッドの値を
IGridCell.GetValue()
で取得した場合の戻り値の型をstring
型となるように変更しました。 - リッチテキスト型のフィールドを対応づけたツリーグリッドの値を
ITreeGridCell.GetValue()
で取得した場合の戻り値の型を string 型となるように変更しました。
- リッチテキスト型のフィールドを
-
モデルの取得できる型の変更(注:V1.1との互換が無くなりました)
- エクステンションAPIのデータ型のうち、.NET Core アプリケーションで利用できないデータ型を .NET Core
アプリケーションで利用できるデータ型に変更しました。これに伴い、データの最小値、最大値が変更されます。
INode.Location {get;}
のデータ型を、System.Windows.Point から System.Drowing.Point に変更しました。INode.Size {get;}
のデータ型を、System.Windows.Size から System.Drowing.Size に変更しました。INode.SetLocation()
の位置を指定する引数の型を、System.Windows.Point から System.Drowing.Point に変更しました。INode.SetSize()
のサイズを指定する引数の型を、System.Windows.Size から System.Drowing.Size に変更しました。ISequenceNodeShape.Location {get;}
のデータ型を、System.Windows.Point から System.Drowing.Point に変更しました。ISequenceNodeShape.Size {get;}
のデータ型を、System.Windows.Size から System.Drowing.Size に変更しました。
- エクステンションAPIのデータ型のうち、.NET Core アプリケーションで利用できないデータ型を .NET Core
アプリケーションで利用できるデータ型に変更しました。これに伴い、データの最小値、最大値が変更されます。
-
プロファイルの表現力向上
- 継承先クラスのフィールド指定
- ドキュメントフォームのグリッドにて、継承先クラスのフィールドをグリッド列として追加できるようになりました。
- ツリーグリッドにて、ノードの継承先クラスのフィールドを子ノードとして追加できるようになりました。
- ダイアグラムのシェイプを個別に任意の画像・図形に変更できるようになったため、同じタイプのモデルであっても見た目で判別しやすくなりました。
- 図形を変更できないようプロファイルで指定することもできます。
- フォームに表示している要素のタイトルを非表示にできるようになりました。
数多くの新機能で使い勝手を向上
-
モデル編集
-
ダイアグラム
- ダイアグラムのコンテキストメニューの削除メニューの表記を下記のように統一しました。
- [図から削除]:選択中のシェイプを図から削除します(これまでの [シェイプの表示] > [選択中のシェイプを非表示] コンテキストメニューを変更しました)。
- [モデルを削除]:選択中のシェイプと共にモデルを削除します。
- コネクタシェイプが折れ線の場合、ベンド位置の変更ですぐに直線になってしまう問題を解消しました。
- ERダイアグラムで「自身をシェイプとして表示する」をONにした場合に作られるERダイアグラム自身を表すシェイプの定義は、シェイプの種類を変更するときにコンパートメントシェイプに変更を禁止するようにしました。
- ダイアグラムのコンテキストメニューの削除メニューの表記を下記のように統一しました。
-
シーケンス図
- シーケンス図要素の選択時にインスペクタの表示対象要素に設定されるモデルを変更しました。
- 変更前:該当のシーケンス図要素の型に指定したモデル
- 変更後:該当のシーケンス図要素のモデル
- シーケンス図のコンテキストメニュー要素の表示順序を変更しました。
- シーケンス図要素の選択時にインスペクタの表示対象要素に設定されるモデルを変更しました。
-
フォーム/ツリーグリッド
- ツリーグリッドやフォームのコンテキストメニューから、ノードの一括展開・圧縮ができるようになりました。
- ドキュメントフォーム・ツリーグリッドのコンテキストメニューから、全ノードを一括で展開または圧縮できるようになりました。
- ドキュメントフォーム・ツリーグリッドのコンテキストメニューから、選択したノード以下のノードをすべて展開または圧縮できるようになりました。
- ドキュメントフォームおよびツリーグリッドでの、コンテキストメニュー[モデルから削除]で複数要素のモデルを同時に削除できるようになりました。
- ドキュメントフォーム・ツリーグリッド・ナビゲータのコンテキストメニューのアクセスキーを見直しました。
- ツリーグリッドで1行表示中にテキストがセルの横幅を超える場合に省略記号「...」が表示されるようになりました。
- プロファイル編集できない状態でも、ツリーグリッド列ヘッダのコンテキストメニュー[削除]が実行できるようになりました。
- ツリーグリッドやフォームのコンテキストメニューから、ノードの一括展開・圧縮ができるようになりました。
-
インスペクタ
- インスペクタの表示対象要素に対して表示するインスペクタタブを見直しました。
- コンパートメントシェイプの区画の選択時、[フィールド]タブを表示するようになりました。
- コンパートメントシェイプの区画要素の選択時、[メタモデル]タブを表示するようになりました。
- フォームで列挙型フィールドのコンボボックスの選択時、[フィールド]タブを表示するようになりました。
- インスペクタの[フィールド]タブに、そのフィールドが定義されているクラスの名前を表示するようになりました。
- インスペクタペインの上部に表示するインスペクタの表示対象要素の説明の文言を見直しました。
- インスペクタペインのタブの表示順序を見直しました。
- [カスタムエディタ定義]タブと[カスタム要素定義]タブの表示順序を、他のビュー定義に関するタブの表示順序と揃えました。
- プロパティインスペクタにて、参照フィールドは1レベル目の要素までしか表示できませんでしたが、参照先のさらに参照先まで任意に表示できるようになりました。
- [制約]ページを切り替えて戻ってきたときにインスペクタの表示対象要素は維持されなくなりました。
- インスペクタの表示対象要素に対して表示するインスペクタタブを見直しました。
-
エラー・検索ウィンドウ
- グリッドの列ヘッダのコンテキストメニューからモデルにタイプ列を表示できるようになりました。
- タイプ列には対象モデルのメタモデルのアイコンとメタモデルの表示名が表示されます。
- エラー一覧においてエラー項目のエラー種別を表していたタイプ列の名前を「タイプ」から「エラー種別」に変更しました。
- 任意の列でグルーピングできるようになりました。
- 情報エリアのエラータブのキーワードフィルタがすべての列に対して適用されるようになりました。
- 起動時にレベルが警告までのエラーしかない場合にエラーウィンドウの表示状態を変更しないようになりました。
- グリッドの列ヘッダのコンテキストメニューからモデルにタイプ列を表示できるようになりました。
-
プロダクトライン
- エディタで要素を選択していない場合に、以下のUIからエディタ自身のモデルに対してフィーチャ割り当てに関する操作ができるようになりました。
- リボンの[プロダクトライン]>[モデル]>[関連付け]、[関連の削除]、[フィーチャ式の編集]
- ダイアグラムのコンテキストメニューの[関連フィーチャ]、[フィーチャ式の編集]
- フォームのコンテキストメニューの[関連フィーチャ]、[フィーチャ式の編集]
- シーケンス図のコンテキストメニューの[関連フィーチャ]、[フィーチャ式の編集]
- [フィーチャの条件式の編集]ダイアログのタイトルを[フィーチャ条件式の編集]に名称変更しました。
- [フィーチャ条件式の編集]ダイアログの上部に編集対象のモデル名を表示するようになりました。
- プロダクトラインのコンフィグレーションエディタで、コンフィグレーションの差分が確認できるようになりました。
- 追加されたフィーチャ行・プロダクト列は、チェックのON/OFFによらず変更差分として表示します。
- コンフィグレーションエディタでは差分の比較前ビューは表示されず、現在のプロジェクトだけが表示されます。
- エディタで要素を選択していない場合に、以下のUIからエディタ自身のモデルに対してフィーチャ割り当てに関する操作ができるようになりました。
-
共通
- モデルの複製
- モデルやビューの表示情報をまとめて複製できるようになりました。
- フィールドの多重度が0..1(単一)の場合、単一選択のファインダを表示するようになりました。
- 多重度が単一のフィールドでは、単一要素の選択方式のファインダを表示します。関連付けたいモデルを選択することで、モデルを関連付けることできます。また、”モデルなし”を選択することで、関連付けを解除できます。
- 多重度が複数のフィールドでは、チェックボックス選択方式のファインダを表示します。各モデル要素のチェック状態を変更することで、モデルの関連付け、および関連付け解除を行うことができます。
- リボンの[リッチテキスト]タブの表示条件が変更になりました。
- 変更前:リッチテキスト型のフィールドを表すコントロールが選択されたときに表示する
- 変更後:リッチテキストボックスが編集状態のときに表示する
- モデルの複製
-
-
プロファイル編集
- プロファイルのクラス図を複製できるようになりました。既存のクラス図を基にして類似のクラス図を作成できます。
- フィールド追加時のデフォルトのフィールド名を下記のように変更しました。
- 参照関連フィールド:{関連先クラス名}
- 逆参照関連フィールド:"_"+{関連元クラス名}
- 導出関連フィールド:{関連先クラス名}
- 逆導出関連フィールド:"_"+{関連元クラス名}
- メタモデルインスペクタで、メタモデルアイコンの参照ボタンを追加しました。クリックするとアイコン選択ダイアログを表示し、すぐにカスタムアイコンを選択できます。
-
プロジェクト
- プロジェクトの読み込み後に、Next Design のプロセス外で複数のモデルファイルが更新された際に、リロード確認ダイアログが複数回表示されないように変更しました。
- プロジェクトを開く際にプロファイルが読み込めなかった場合、プロジェクトが読み込めなくなってしまうことは回避できるようになりました。プロジェクトを開き、プロファイルが読み込めない旨を通知します。
- プロジェクトを開く際にプロファイルが読み込めなかった場合、その旨を通知するようになりました。
- リボンの[ファイル]>[開く]>[最近使ったファイル]から最近使ったファイルを開くことができるようになりました。
- 最近使ったファイルの表示数の上限を10件から15件に増やしました。
- 最近使ったファイルがタスクバーと同期するようになりました。
- スタートページのサンプルやテンプレートプロジェクトのファイルアイコンに、Next Design のファイルアイコンが表示されるようになりました。
-
トレースページ
- トレースページのツリービューにて、最下部の横スクロールバーを常に表示するようになりました。
-
リボン
- テーマをよりモダンな外観に一新しました。
- V1.2までで設定したテーマは維持されず、"薄い灰色×青"が適用されます。
- "薄い灰色×青緑"と"薄い灰色×オレンジ"のテーマは適用できません。
- テーマをよりモダンな外観に一新しました。
-
パフォーマンスの改善
- アプリケーションの起動速度を改善しました。
- エディタやインスペクタ、トレースページの表示速度を改善しました。
- プロジェクトの開く・保存する速度を改善しました。
-
その他
- メール送信に失敗した場合には、送信失敗をユーザーに通知する警告ダイアログを表示するようになりました。
アプリケーション全般
-
Next Design 本体
-
.NET Core 3.1(.NET Standard 2.0)に対応しました。
-
クラウド版とオンプレミス版のフローティングライセンスに対応しました。
-
起動時のライセンス認証でサーバー接続がタイムアウトした場合に自動でリトライするようになりました。
-
プロセス間通信への対応
- プロセス間通信で Next Design を起動してスクリプト実行できるようになったため、Next Design と他ツール間で連携できます。
- 例えば、Word/ExcelのOfficeアドインなどから Next Design 本体を操作できます。
- プロセス間通信で Next Design を起動してスクリプト実行できるようになったため、Next Design と他ツール間で連携できます。
-
本バージョンより、プロジェクトのデータバージョンのチェック機構を変更しました。
- 本バージョン(V2.0)で保存したプロジェクトファイルは、V2.0以降の Next Design で開くことができます。
- 大きな変更によるバージョン非互換によりプロジェクトが開けなくなる場合、サポートサイトに情報を掲載します。ご確認ください。
-
-
エクステンション開発
- エクステンションごとにバージョンが異なるアセンブリを使用できるようになりました。
- エクステンションからネイティブのアセンブリを使用できるようになりました。
V1.1 から V2.0 へのバージョンアップ時の注意点
V1.1 で作成したプロジェクトを V2.0 でご利用いただくためには、下記注意点に記載の対応が必要となります。