トレーサビリティ専用ツール並みのトレース機能拡充
- トレースページのレーンにトレース網羅率が表示されるようになりました。
- 2つの成果物間のトレーサビリティをマトリクス形式で確認、編集できるビューが追加されました。
- トレーサビリティ確認のエビデンスとして、Excel形式のトレーサビリティレポートを出力できるようになりました。
Next Design のインストール先フォルダ配下以外に、ユーザー権限でファイル追加可能なエクステンション配置先フォルダが新設されました。 詳しくは、エクステンション開発マニュアルの次のページをご参照ください。
エクステンション開発マニュアル > 開発ガイド > 共通 > エクステンションの配布
V1.0 で作成したプロジェクトを V1.1 でご利用いただくためには、下記注意点に記載の対応が必要となります。
シーケンス図はプレビュー版であり、次の機能制約があります。
シーケンス図で次の要素は記述できません。
シーケンス図に対して次の機能は利用できません。
シーケンス図の複合フラグメントでは、文字色以外のスタイル設定を変更できません。(インスペクタにはスタイル設定のUIが表示されますが変更できません。)
シーケンス図で複合フラグメントを入れ子にし、子の複合フラグメント内にメッセージが含まれる場合、エラーチェックを実行すると該当メッセージに対する多重度違反の警告がエラー一覧に表示されます。モデルには影響ないため読み飛ばしていただくか、複合フラグメントの入れ子を解消してください。
トレースページのツリー形式にて、ノード選択した際の強調表示中に、圧縮・展開したノードの一部が強調表示されない場合があります。
正しく強調表示するには、ノードを選択しなおしてください。
トレースページのマトリクス形式にて、多重度上限の制約を受けずに導出関連を追加できてしまいます。
モデルのエラーチェック機能で多重度の制約違反を検出できますので、エラーチェックの上、編集してください。
現在表示しているトレースページにレーンが1つもない状態で、[トレース設定情報の管理] ダイアログから [編集] ボタン > [追加] ボタンを押下し、[トレースツリーの設定] ダイアログでトレース系列を追加しようとすると、プロジェクトのルートモデルしか選択できません。
トレース設定情報にトレース系列を追加するには、トレースページの [表示対象] で [全ての要素] を選択するなどして、トレースページに1つ以上のレーンを表示させてから操作してください。
フォームのグリッドのリッチテキストセルに表や画像を挿入した場合、Word形式またはPDF形式ドキュメントを生成すると、セル内の表や画像の一部が見切れて出力される場合があります。
その場合、手動で表や画像のサイズを修正してください。
XPS 形式でドキュメント生成したファイルを Windows 標準の XPS ビューアーで開けない場合があります。
XPS 形式でドキュメント生成された画像サイズが 69,000×69,000 ピクセルを超えている場合、Windows 標準の XPS ビューアーで開こうとすると、「このページは表示できません。」のメッセージが表示されて開けません。 その場合は、別の XPS 対応アプリで開いてください。(一例: Sumatra PDF)
ドキュメント生成時、真偽値型のフィールド値がチェックボックス形式ではなく、"True", "False" の文字列で出力されます。ドキュメントフォームの場合、フィールド値を表す文字列の右にフィールド表示名が出力されるため、ドキュメントとして不自然な表記順序となります。
これに対して、ドキュメントフォームのビュー定義で真偽値型フィールドに対する [タイトルの表示方向] の設定を [左] に変更することで、ドキュメント出力時の不自然さを緩和できます。
異なるプロジェクトで作成されたプロダクトラインのモデルファイルは、利用できません。 そのため、プロダクトラインのモデルファイルはインポート、エクスポート、参照登録、登録解除ができません。
プロダクトライン機能で、プロダクト適用し「無効な要素を隠す」が非チェックの場合、プロダクト割り当てされていないモデルは、トーンダウン表示されるべきですが、モデル参照コントロールの場合はトーンダウンではなく非表示となります。
プロダクトラインなどアプリケーションのシステムに組み込まれているプロファイルをインスペクタなどから一部編集可能ですが、編集しないでください。プロジェクトファイルを正常に開けなくなる可能性があります。
ERダイアグラムにて接続先が画面外にあるコネクタを削除すると、接続先のシェイプに選択が移動し、そのシェイプが画面内に納まるよう表示位置が変わる場合があります。
ERダイアグラムにて、シェイプ定義を変更、もしくはモデルの編集(親付け替え、削除、切り取り)をアンドゥすると、 対象シェイプの前面/背面の表示順序が変わってしまう場合があります。
その場合、手動で表示順序を修正してください。
ERダイアグラムのシェイプの三角マークをドラッグ&ドロップすると、コネクタとシェイプを同時に追加できます。このとき、メタモデルで定義した多重度の上限を超えていても制約されずにモデル作成ができてしまいます。
リボンの[ホーム]-[モデル]-[エラーチェック] を実行すると、多重度の上限を超えていることを検出できます。
ER ダイアグラムで [自身をシェイプとして表示する] となっている場合、[クラス] を指定して定義したシェイプを追加できません。
ER ダイアグラムに [クラス] を指定したシェイプを定義する場合は、ER ダイアグラムを追加時に [自身をシェイプとして表示する] チェックボックスを OFF にしてください。
リッチテキストフィールドを編集時に Google IME を使用していると、正しく文字入力できない場合があります。
リッチテキストフィールドを編集する場合は、Microsoft IME を使用してください。
テキストボックスでの編集を確定せずにプロジェクトを保存しても、編集途中のテキストは保存されません。
正常に保存するにはテキストボックスでの編集を確定してから保存してください。
ツリーダイアグラムでツリーのレイアウト([ホーム] > [配置] > [レイアウト] > [下方向] など)を変更しただけでは、プロジェクトの保存操作が有効にならず、レイアウトの変更を保存できません。
ツリーダイアグラムでのレイアウトの変更を保存するには、その他の変更操作を行ってから保存してください。
モデル参照コントロールの列を持つグリッドやツリーグリッドに対してTSV形式のテキストをペーストすると、モデル参照コントロールの列もペーストされますが、参照可能な同じ名前のモデルが複数ある場合は、同じ名前のモデルのうちで最初に見つかったモデルが参照モデルとしてペーストされます。そのため、ペーストされた参照モデルが意図したモデルと異なる場合があります。
正確に参照モデルがペーストされるようにするには、参照可能なモデルの名前をユニークにしてください。
インタラクション型のモデルは、テキスト形式でしかコピーできません。
同じモデル間に「パス制約のみに違反するため追加できない関連クラス」と「多重度制約のみに違反するため追加できない関連クラス」が定義されている場合、メインエディタ・サブエディタ間での導出関連追加時と、ダイアグラム上でのコネクタシェイプ追加時で、優先表示されるメッセージが異なります。
エディタ間での導出関連追加: 多重度制約に違反する旨のメッセージを表示
ダイアグラム上のコネクタ追加: パス制約に違反する旨のメッセージを表示
同じモデル間に「パス制約に違反するため追加できない関連」が定義されている場合、ダイアグラム上でのコネクタシェイプ追加時には制約に指定した任意のメッセージが表示されません。(エディタ間での導出関連追加時には任意のメッセージが表示されます。)
リモートデスクトップ接続での利用時に表示が乱れる場合があります。
その場合は、Next Design を一旦終了して、リモートデスクトップを再接続してから、Next Design を再起動してください。
差分比較時に次の変更があっても差分表示されません。
差分比較時にERダイアグラムのコネクタで関連先の変更があって関連元のモデルは差分表示されません。
その差分を確認するには、該当するERダイアグラムを表示してコネクタの差分表示を確認するか、もしくは、エクステンションで該当の差分情報を抽出して確認してください。
モデルファイル分割後、モデルファイルの名前を変更できません。
モデルファイルの名前を変更する場合は、モデルファイルを統合した後、再分割して名前を変更してください。
モデルファイルに分割する際、他のモデルの imdl が存在しない(エクスプローラなどで削除した)モデルファイルと同名のファイル名を指定した場合、プロジェクトファイルを読み込みなおすと「モデル:xxxと内部IDが重複するモデル:yyyは読み込めません。」のエラーメッセージが表示されます。
その場合は、プロジェクトナビゲータで名前が重複しているモデルファイルを右クリックして、コンテキストメニューから [モデルファイルの登録を解除] を実行してください。
構成管理システムと連携時、他のSVNクライアント(TortoiseSVNなど)から操作する場合は、ファイルの変更競合防止のため、ファイルに Needlock 属性を付与する必要があります。
これを実施しなかった場合は、Next Design のチーム開発機能が正常に動作しなくなる場合があります。
SVNと連携する場合は、1つのフォルダに1つのプロジェクトのみ配置してください。(1つのフォルダに2つ以上のプロジェクトを配置しないで下さい。)
「リポジトリから取得して開く」-「フォルダから選択」でプロジェクトを取得した場合、フォルダ内に2つ以上プロジェクトを登録していたとしても、必ず先頭のプロジェクトが開かれます。
「リポジトリから取得して開く」を実行すると、リポジトリに登録されているプロジェクトファイルを検索します。その際に、リポジトリのフォルダ数が多いと接続エラーになる場合があります。
具体的には、プロジェクトファイルを自動検索するために http 要求の発行を始めます。対象サーバによっては1分間の http 要求数に制限が設定されている場合があり、この制限を超えると接続エラーとなります。
その場合は、取得するプロジェクトファイルの選択方法を「フォルダから選択」に切り替えて選択するか、もしくは、SVNサーバの設定を変更してください。
プロファイルをファイル分割し、該当ファイルを上書きするなどして置き換えないでください。プロジェクトファイルを正常に開けなくなる可能性があります。
プロファイルを更新したい場合は、プロファイルのインポート機能をご利用ください。
ERダイアグラムのビュー定義にて、「自身をシェイプとして表示する」をONにした場合、ダイアグラムに表示されている自身のシェイプの種類をコンパートメントシェイプに変更しないでください。該当のダイアグラムを編集できなくなる可能性があります。
もし、コンパートメントシェイプに変更してしまった場合はアンドゥするか、ビュー定義を削除し定義しなおしてください。
シーケンス図(インタラクションクラス)のビュー定義で、「相互作用の利用」「状態不変式」「継続時間制約」「インタラクションノート」は追加しないでください。
追加した場合、今後のアップデート時にプロジェクトファイルを利用できなくなる可能性があります。
関連クラスには所有フィールドを定義しないでください。
プロジェクトファイルの管理からファイルのクリーンアップを実行すると、関連クラスのモデルの所有フィールドに設定されているモデル全てが削除されてしまいます。
プロダクトラインのフィーチャおよびプロダクトにフィールドを追加しないでください。追加してプロジェクトを保存するとそのフィールドを削除できなくなります。
誤ってフィールドを追加した場合はアンドゥするかプロジェクトを保存せずに破棄してください。
プロダクトラインのフィーチャおよびプロダクトのメタモデルについて、フィールドのカテゴリや表示に関する属性を変更しても反映・保存されません。
プロファイルナビゲータでメタモデルの表示順序を自由に並べ替えられますが、プロジェクトを開き直すと次のルールに従って並べ替えられます。
モデルの種類:(1)エンティティおよびインタラクション、(2)関連クラス、(3)列挙型のグループ順に並べ替えられます。なお、同じグループ内での順序は維持されます。
ドキュメントフォームでグリッドに表示しているフィールドと同じ名前の既存フィールドをグリッドの下に追加しようとしても、追加されない場合があります。
その場合は、ドキュメントフォームのタイトルを選択してから既存フィールドを追加し、フォームの末尾に追加された既存フィールドの位置を上に移動させてください。
エディタ上で2つのモデルを選択して関連を追加できますが、ビューの種類によって追加される関連の種類が異なるので注意してください。
ERダイアグラム: 参照関連
ドキュメントフォームまたはツリーグリッド: 導出関連
ツリーグリッドで表示中のフィールドに、そのフィールドのデータ型の派生先クラスに対応するモデルが表示されている場合、そのクラスのアイコンを変更しても名前列に表示されているアイコンが即時更新されません。
その場合は、ビューを切り替えるかスクロールさせてツリーグリッドを再表示させてください。
関連インスペクタで表示しているモデルのクラスに参照フィールドを追加した場合、 追加した参照フィールドが関連インスペクタ内に即時表示されません。
その場合は、インスペクタのタブまたは表示/非表示を切り替えて関連インスペクタを再表示させてください。
ドキュメントフォームのビュー定義で作成したグループの名前を変更できません。グループの名前を変更したい場合は、グループを一旦解除し、再度グループ設定してください。
スクリプト方式によるエクステンションおよびスクリプトエディタでのスクリプト実行は、次のような用途を想定しています。
主な用途: 処理ロジックが簡単な自動化処理、その都度一部変更して再利用する半自動化処理、APIの動作確認
イベント処理を必要とするような本格的なエクステンションは DLL 方式で開発することを推奨いたします。スクリプト方式で開発する場合は、後述の制約事項もご確認ください。
スクリプト方式のエクステンションでは例外が発生しません。
例えば、foreach の繰り返し処理中に列挙型のデータを削除しようとすると、C# では例外が発生しますが、スクリプト方式のエクステンションでは例外が発生せず、繰り返し処理が継続実行されます。
スクリプト方式のエクステンションでは例外発生を期待した処理を実装しないでください。
スクリプト方式のエクステンションでイベントハンドラを実装すると、イベント処理のタイミングが数秒遅延する場合があります。
イベント処理をエクステンションで実現する場合は DLL 方式で開発してください。
エクステンションは非同期処理に対応していません。
エクステンションで非同期処理を行うと、データを正しく更新・参照できない場合があり、期待通りに処理できません。 エクステンションで非同期処理は実装しないでください。
DLL形式のエクステンションにて、ライフサイクルをアプリケーションにしている場合、エクステンションの終了時にDeactivateメソッドが実行されません。
エクステンションの終了時に処理を実装する必要がある場合は、アプリケーション終了前イベント(application/onBeforeQuit)もしくはプロジェクトクローズ後イベント(project/onAfterClose)で処理してください。
ダイアグラムにて Ctrl+C キーでモデルをコピーすると、コマンド実行前イベント(commands/onBeforeExecute)とコマンド実行後イベント(commands/onAfterExecute)が各々2回発行されてしまいます。
エクステンションで該当イベントを利用する場合はご注意ください。
プロダクトラインナビゲータで選択要素を変更すると、ナビゲータ内モデル選択イベント(navigators/onSelectionChanged)が本来1回だけ発行されるべきところ3回発行されます。
エクステンションで該当イベントを利用する場合はご注意ください。
参照フィールドを親子として定義しているツリーグリッドまたはツリーダイアグラム上で親の付け替えを行うと、所有関連上の親は変化しないにも関わらず所有関連の親が変わったことを表すモデル親変更前イベント(models/onBeforeChangeOwner)とモデル親変更後イベント(models/onAfterChangeOwner)が不要に発行されます。
ツリーグリッドおよびツリーダイアグラムに対してイベント処理する場合はご注意ください。
エクステンションによるモデル変更処理をアンドゥするために複数回のアンドゥ操作が必要になる場合があります。
1つのハンドラ処理でモデル変更を伴うAPI呼び出しを複数回行った場合、そのハンドラ処理によるモデル変更を元に戻すには複数回のアンドゥ操作が必要になります。 これを1回のアンドゥ操作で元に戻せるようにするには、Undo コマンドのイベントハンドラに独自のアンドゥ処理を実装する必要があります。