R06. ファイル読み込み時の警告と対処方法¶
以下の警告メッセージはチーム開発機能のプロファイル分割・モデルファイル分割を使用している場合に発生することがあります。 プロジェクトファイルおよびモデルファイルを読み込み時に警告メッセージが表示された場合は、以下の説明に従って対処してください。
警告メッセージ一覧¶
No. | タイトル / カテゴリ | 警告メッセージ |
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1 | 参照先が見つかりません | モデル: Model1 からの参照先( Field1 フィールドのモデル)が見つかりません。 |
2 | 内部IDが重複するモデルは読み込めません | モデル: Model1 (File1) と内部IDが重複するモデル: Model2 (File2) は読み込めません。 |
3 | ファイル読み込み時の警告 | 警告:プロファイルにメタモデルが見つからないため、モデル: Model1 (File1) を読み込めません。 |
4 | ファイル読み込み時の警告 | 警告:プロファイルにメタモデルが見つからないため、モデル: Model1 とモデル: Model2 の関連を読み込めません。 |
5 | ファイル読み込み時の警告 | 警告:プロファイルにクラス: Class1 のフィールド定義が見つからないため、モデル: Model1 のフィールドが読み込めません。 |
6 | ファイル読み込み時の警告 | 警告:プロファイルに関連クラス: Class1 のフィールド定義が見つからないため、モデル: Model1 の Field1 と、モデル: Model2 の Field2 の関連のフィールドが読み込めません。 |
7 | ファイル読み込み時の警告 | 警告:ビュー定義が見つからないため、 Model1 のビューを表示できません。 |
8 | ファイル読み込み時の警告 | 警告:ビュー定義が見つからないため、モデル: Model1 の Field1 とモデル: Model2 の Field2 の関連のビューを表示できません。 |
対処方法¶
1. モデル: Model1 からの参照先( Field1 フィールドのモデル)が見つかりません。
原因
- 参照先モデルが存在しない
発生条件
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分割されたモデルファイル間で参照していたモデルを削除した後に、参照元のモデルファイルのみをモデル削除前のリビジョンに戻した場合
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プロジェクトファイルとモデルファイル間での参照の場合も同様
対処方法
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参照先のモデルファイルもしくはプロジェクトファイルをモデル削除前のリビジョンに戻してから、プロジェクトを開き直してください。
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参照先モデルが不要の場合は、警告メッセージから該当箇所にジャンプ、もしくは、該当モデルを表示して、「(読み込めませんでした)」と表示されている要素を削除してください。
2. モデル: Model1 (File1) と内部IDが重複するモデル: Model2 (File2) は読み込めません。
原因
- 同じ内部IDを持つモデルが複数存在している
発生条件
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分割されたモデルファイル間、もしくは、プロジェクトファイルとモデルファイル間でモデルを移動した後に、移動元のファイルのみをモデル移動前のリビジョンに戻した場合
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親子関係のモデルから子モデルを別のモデルファイルに分割した後に、親モデルが含まれるモデルファイルもしくはプロジェクトファイルを分割前のリビジョンに戻した場合
対処方法
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重複するモデルが含まれている File1 と File2 のモデルファイルを最新リビジョンに更新してから、プロジェクトを開き直してください。
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最新リビジョンが利用できない場合は、次のいずれかの方法で片方のモデルを削除し、ファイルを保存してから、プロジェクトを開き直してください。
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Model1 を削除して Model2 を残す場合は、警告メッセージから該当箇所にジャンプして Model1 を削除します。
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Model2 を削除して Model1 を残す場合は、次の手順で削除します。
(1) File1 がプロジェクトファイルの場合は、 Model1 をモデルファイル分割します。
(2) File2 のモデルファイルをプロジェクトファイルに統合してから、プロジェクトを開き直します。
(3) 警告メッセージは表示されますが、 Model2 が読み込まれて、 Model1 が読み込まれていない状態となります。
(4) 警告メッセージから該当箇所にジャンプして、 Model2 を削除します。
(5) ファイルを保存してからプロジェクトを開き直すと、 Model1 が読み込まれて表示され、警告メッセージが表示されなくなります。
(6) 3つ以上のモデルで内部IDが重複している場合は、上記手順を繰り返してください。
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3. 警告:プロファイルにメタモデルが見つからないため、モデル: Model1 (File1) を読み込めません。
原因
- モデルの基となるエンティティがメタモデルに定義されていない
発生条件
-
プロファイルを含むファイル(プロジェクトファイルもしくはプロファイルファイル)を最新リビジョンに更新していない場合
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プロファイルとモデルがファイル分割されている状態で、メタモデルに新たにエンティティを定義して、そのエンティティに基づくモデルを追加した後に、プロファイルを含むファイルのみをエンティティ定義前のリビジョンに戻した場合
対処方法
-
プロファイルを含むファイルを最新リビジョンに更新してから、プロジェクトを開き直してください。
-
該当するモデルが不要の場合は、後述の「ファイルのクリーンアップ」を行ってください。
4. 警告:プロファイルにメタモデルが見つからないため、モデル: Model1 とモデル: Model2 の関連を読み込めません。
原因
- モデル間の関連がメタモデルに定義されていない
発生条件
-
プロファイルを含むファイル(プロジェクトファイルもしくはプロファイルファイル)を最新リビジョンに更新していない場合
-
プロファイルとモデルがファイル分割されている状態で、メタモデルに新たに参照関連または導出関連を定義して、それに基づく関連をモデルに追加した後に、プロファイルを含むファイルのみを関連定義前のリビジョンに戻した場合
対処方法
-
プロファイルを含むファイルを最新リビジョンに更新してから、プロジェクトを開き直してください。
-
該当する関連が不要の場合は、後述の「ファイルのクリーンアップ」を行ってください。
5. 警告:プロファイルにクラス: Class1 のフィールド定義が見つからないため、モデル: Model1 のフィールドが読み込めません。
原因
- モデルのフィールドがメタモデルに定義されていない
発生条件
-
プロファイルを含むファイル(プロジェクトファイルもしくはプロファイルファイル)を最新リビジョンに更新していない場合
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プロファイルとモデルがファイル分割されている状態で、メタモデルのエンティティに新たなフィールドを定義した後に、プロファイルを含むファイルのみをフィールド定義前のリビジョンに戻した場合
対処方法
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プロファイルを含むファイルを最新リビジョンに更新してから、プロジェクトを開き直してください。
-
該当するフィールドが不要の場合は、後述の「ファイルのクリーンアップ」を行ってください。
6. 警告:プロファイルに関連クラス: Class1 のフィールド定義が見つからないため、モデル: Model1 の Field1 と、モデル: Model2 の Field2 の関連のフィールドが読み込めません。
原因
- 関連のフィールドがメタモデルに定義されていない
発生条件
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プロファイルを含むファイル(プロジェクトファイルもしくはプロファイルファイル)を最新リビジョンに更新していない場合
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プロファイルとモデルがファイル分割されている状態で、メタモデルの関連に新たなフィールドを定義した後に、プロファイルを含むファイルのみをフィールド定義前のリビジョンに戻した場合
対処方法
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プロファイルを含むファイルを最新リビジョンに更新してから、プロジェクトを開き直してください。
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該当する関連のフィールドが不要の場合は、後述の「ファイルのクリーンアップ」を行ってください。
7. 警告:ビュー定義が見つからないため、Model1 のビューを表示できません。
原因
- エンティティのビュー定義がプロファイルに定義されていない
発生条件
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プロファイルを含むファイル(プロジェクトファイルもしくはプロファイルファイル)を最新リビジョンに更新していない場合
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プロファイルとモデルがファイル分割されている状態で、新たにビューを定義した後に、プロファイルを含むファイルのみをビュー定義前のリビジョンに戻した場合
対処方法
-
プロファイルを含むファイルを最新リビジョンに更新してから、プロジェクトを開き直してください。
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該当するビューが不要の場合は、後述の「ファイルのクリーンアップ」を行ってください。
8. 警告:ビュー定義が見つからないため、モデル: Model1 の Field1 とモデル: Model2 の Field2 の関連のビューを表示できません。
原因
- 関連のビュー定義がプロファイルに定義されていない
発生条件
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プロファイルを含むファイル(プロジェクトファイルもしくはプロファイルファイル)を最新リビジョンに更新していない場合
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プロファイルとモデルがファイル分割されている状態で、新たに関連のビューを定義した後に、プロファイルを含むファイルのみをビュー定義前のリビジョンに戻した場合
対処方法
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プロファイルを含むファイルを最新リビジョンに更新してから、プロジェクトを開き直してください。
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該当する関連のビューが不要の場合は、後述の「ファイルのクリーンアップ」を行ってください。
ファイルのクリーンアップ¶
プロジェクトファイルやモデルファイルから不要なデータを削除するには、次の手順で行います。
操作手順
- 構成管理システムと連携しているプロジェクトの場合は、クリーンアップ対象ファイルの編集権限を取得します。
- リボンから [ファイル] > [情報] > [プロジェクトファイルの管理] > [ファイルのクリーンアップ] をクリックして、[ファイルのクリーンアップ] ダイアログを開きます。
- プロジェクトファイルと分割されているモデルファイルが表示されますので、対象ファイルをチェックして [OK] ボタンを押下します。
注意
- 警告メッセージ No.1 と No.2 はクリーンアップの対象ではありません。それらに関する不要データを削除する場合は、それぞれの対処方法に従って対処してください。